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頭痛

慢性的な頭痛に悩んでいる患者様へ

当院での頭痛(片頭痛・慢性的に続く頭痛)の治療は、19歳以上の方を対象としております。

頭痛は大きく2つに分けられます

一次性頭痛

片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛など、頭痛そのものが病気であるもの。慢性的な頭痛の大部分はこちらです。

二次性頭痛

くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎など、別の病気が原因で起こる頭痛です。

主な頭痛の病名と特徴

病名 痛み方 続く時間 一緒に起こりやすい症状
片頭痛 片側(両側のことも)がズキンズキンと脈打つ。動くと悪化 4〜72時間 吐き気、光や音がつらい。頭痛の前にギザギザした光が見えることも
緊張型頭痛 頭全体が締め付けられるように重い 30分〜数日 肩や首のこり。吐き気はほとんどない
群発頭痛 片側の目の奥をえぐられるような激痛。じっとしていられない 15分〜3時間。ある時期に毎日のように起こる 痛む側の目の充血、涙、鼻水
薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛) もともとの頭痛が、ほぼ毎日起こるようになる ほぼ毎日 痛み止めが効きにくくなる

痛み止めの飲みすぎに注意

痛み止めを飲む日が月に10日以上になると、かえって頭痛が増えることがあります。市販薬も同じです。思い当たる方は、一度ご相談ください。

その他の原因

次のような病気が隠れていることもあります。

  • 高血圧、睡眠時無呼吸症候群(朝の頭痛、いびき)
  • 副鼻腔炎、目の病気(緑内障など)、顎関節の不調
  • 慢性硬膜下血腫、脳腫瘍(だんだん強くなる頭痛、もの忘れ、ふらつき)
  • 立つと強くなり、横になると楽になる頭痛(脳脊髄液の漏れ)
  • 50歳以降に始まった、こめかみの痛み(巨細胞性動脈炎)

疑わしいときは検査を行い、当院で治療できるものは当院で、必要に応じて専門の医療機関をご紹介します。

病名ごとの治療法

治療は、痛いときの薬(急性期治療)、頭痛を起こりにくくする薬(予防治療)、生活の見直しを組み合わせます。

片頭痛

痛いときの薬

  • 軽い頭痛には、一般的な解熱鎮痛薬を使います。
  • 中くらい以上の頭痛には、片頭痛専用の治療薬(飲み薬、口の中で溶ける錠剤、点鼻薬、自己注射)を、頭痛が始まったら早めに使います。
  • 心臓や血管の病気で専用薬が使えない方には、血管を縮めない別のタイプの飲み薬があります。

予防の治療

発作が月に2回以上、または生活に支障が出る頭痛が月に3日以上ある方は、予防の治療を検討します。

  • まず、毎日飲む予防薬を使います。効果が出るまで2〜3か月かかることがあります。
  • 効果が不十分なときは、新しいタイプの予防薬(CGRP関連薬)を使うことがあります。保険で使うための条件があり、薬代も高めのため、よくご説明してから始めます。
CGRP(シージーアールピー)とは
片頭痛の「痛みのスイッチ」の役割をもつ物質です。CGRP関連薬は、このスイッチが入りにくくなるように働きます。

緊張型頭痛

  • 痛いときは一般的な解熱鎮痛薬を使いますが、飲む日が増えすぎないよう注意します。
  • ほぼ毎日続く場合は、寝る前に少量飲む予防薬を使うことがあります。
  • 治療の中心は生活の工夫です。同じ姿勢を長く続けず、首や肩をこまめに動かし、適度な運動を続けましょう。

群発頭痛

  • 発作のときは、自分で打つ注射薬や、マスクで酸素を吸う治療がよく効きます。酸素はご自宅で吸えるよう手配できます。
  • 頭痛が続く時期(群発期)は、発作を抑える飲み薬を使い、お酒を控えます。

薬剤の使用過多による頭痛

  1. 飲みすぎている痛み止めをやめるか、大きく減らします。一時的に頭痛が強くなる間は、別の薬で支えます。
  2. もともとの頭痛に合わせた予防薬を始めます。
  3. 痛み止めは月に10日未満を目安にし、頭痛ダイアリーで記録します。

多くの方は1〜6か月ほどで頭痛が減っていきます。自己判断で急にやめず、医師と一緒に進めましょう。

妊娠中・授乳中の方へ

使える薬が限られます。妊娠の可能性やご希望がある方、授乳中の方は、受診時に必ずお知らせください。

頭痛は「我慢するもの」ではなく、
診断して治療できる病気です。
一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

本ページは一般的な情報であり、個々の診断や治療は診察のうえで判断します。

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